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『建築と日常』No.5(特集:平凡建築)刊行記念イベント

平凡と作家性
能作文徳×連勇太朗×長島明夫
in 西大井のあな(設計=能作文徳+常山未央)
2018年5月19日(土)
……予告終了報告


『建築と日常』No.5(特集:平凡建築)の刊行を記念し、東京都品川区の《西大井のあな》(設計=能作文徳+常山未央)にて見学会&トークイベントを開催します。
《西大井のあな》は、バブル期に建てられた鉄骨造4階建ての建物を住宅兼仕事場に改修したものです。不思議な名称は、床スラブに上下階をつなぐ穴が開けられたことに由来しますが、昨年入選したSDレビュー2017では「都市のワイルド・エコロジー」というサブタイトルが付けられ、そこでのエコロジカルな生活像が提起されました(『SD2017』掲載)。いわば既存の都市に建つごく平凡な建物に手を加えることで作品としての現代的な批評性を獲得しており、今回の特集号のテーマと強く響きあう建築です。
トークのゲストには、その《西大井のあな》の設計者の一人である能作文徳さんに加え、連勇太朗さんをお招きします。お二人とも今回の特集号に寄稿していただいていますが、連さんもまた、NPO法人モクチン企画の代表として、戦後の平凡な木造賃貸アパート(モクチン)を重要な社会資源と捉え、その再生を通して、従来の建築家の枠に止まらない活動を展開されています。はたして建築における平凡と作家性はどう交錯するのか、あるいはしないのか。『建築と日常』No.5の問題意識を前提としながら、3人で話をします。ふだん公開されていない建築を見る絶好の機会でもありますので、皆様ぜひお集まりください。
(文=長島明夫)

●話者:能作文徳(建築家/能作文徳建築設計事務所
    連勇太朗(建築家/モクチン企画
    長島明夫(『建築と日常』編集発行者)
●日時:2018年5月19日(土)建物見学13:00〜15:20/トーク15:30〜17:00
●会場:西大井のあな(東京都品川区) ※詳しい所在はご予約時にお知らせします
●定員:トーク20名(建物見学は定員なし) ※いずれも要予約【締め切りました】
●参加費:建物見学&トーク →ご予約時雑誌代+1,000円(当日支払い)
     建物見学のみ   →ご予約時雑誌代+0円

●予約方法:
◎イベントへの参加をご希望の方には、『建築と日常』オンラインショップ(https://richeamateur.theshop.jp/)にて、5月7日(月)までに新刊『建築と日常』No.5(税込1,620円+送料無料)をご購入いただきます。ご購入時の入力の際、画面の「備考欄」にイベント参加希望の旨を明記してください。あるいは文学フリマ東京(5月6日)等で本誌編集発行者(長島明夫)から直接購入された方からも、ご応募を受け付けます(その際にはお名前とメールアドレスをお知らせください)。
◎トークへの応募数が定員を超えた場合、厳正な抽選をさせていただき、翌8日(火)中にメールにて受付の可否を連絡差し上げます。応募数が定員に満たない場合、以降は先着順でご予約を受け付けます。当日受付はありません。
◎抽選に外れた方も、イベント当日13:00〜15:20の間に建物の見学が可能です(入場無料)。あらかじめ建物見学だけを希望される方は応募時にお知らせください。見学者多数の場合、事前に見学時間を分割・指定させていただく可能性があります。なにとぞご承知おきください。


●注意事項:
◎会場はご厚意でお貸しいただく私邸です。建物や設備の扱いには十分注意し、近隣のご迷惑にならないようご配慮をお願いします。
◎上階の床には穴が空いていますので、見学の際にはくれぐれもお気を付けください。万一事故が起きた場合、主催者側で責任は負いかねます。
◎建物内、2階より上では履き物を脱いでいただきます。必要に応じて上履きをご持参ください。
◎会場のトイレ・水道は使用できません。お手洗いはご来場前にお済ませください。
◎ぜひ事前に特集号をお読みになってからお越しください。当日は会場にて『建築と日常』のバックナンバーも販売いたします。


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